これからの歯科医療
次世代フィブリンゲルの臨床応用
血液中の血小板は創傷(キズ)の治癒を促進させる さまざまな因子を持っています 。
本院では、患者さんの静脈から採血させていただき、
専用の遠心分離機で遠心分離して作られる濃縮血小板を臨床に応用しています。
これにより、インプラントの手術、歯周組織の再生、
口腔外科処置に関連する手術の
より早い治癒と組織再生効果を期待しています。
続 インプラントの症例を紹介します。(術前)
この方は昭和の時代からサファイアインプラント(歯内骨インプラント)をしていまだに機能しています.
今回7月に左の奥歯を抜いて9月にインプラントを2本埋入し10月に完了して現在経過良好です。
画像を用いて説明します。
パノラマ CT CT
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CT CT
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造形 側方 造形 上方
これらは術前の画像です。これらを用いてシュミレーションして手術の準備をしました。
超音波骨折治療器
こちらは超音波骨折治療器のBRソニックです。
超音波により骨折部位の骨の形成を促進して治癒を早める機械で、
本来は整形外科で用いられるものです。
スポーツ選手などが骨折を早く治したいときにも使われています。
私どもの医院ではこれをインプラント手術後に応用しています。
インプラントは顎の骨の中に埋め込んでいて、
手術後の顎の骨の新生によってインプラントは固定されます。
そこでこのBRソニックを使い、新しい骨の形成を促進して
インプラントがより早くしっかりと根付くようにしているのです。
経過が思わしくないケースで重宝している機械です。
笑気麻酔下での治療
他院にて過去に虫歯の治療を試みたものの、
麻酔時に貧血を起こしてしまって十分な治療を受けられなかった患者さんです。
このようなことが起こると、麻酔薬などに対するショックだと思いがちなのですが、
実際には極度の歯科恐怖症などの精神的な問題に起因することが多いです。
こちらの患者さんも、治療に対する恐怖心が大きいと判断し、
当院では笑気麻酔を用いて治療を行いました。
<笑気麻酔器> <麻酔の様子>
笑気麻酔は恐怖や不安を和らげ、痛みを感じにくくする効果があります。
意識は保ったまま鎮静するので、安全性の高い麻酔です。
こちらの患者さんに治療後にお話を伺ったところ、
気分が悪くなることもなく、落ち着いて治療を受けられたとのことでした。
また、痛みもほとんど感じなかったそうです。
気になっていたところの治療が終わって安心したと、喜んでいらっしゃいました。
<治療前> <治療後>
患者さんが無事に治療を終えられ、私もほっとしました。
笑気麻酔の効果を実感した症例でした。
高齢者のインプラント
ご年配(86歳)で、脳梗塞や心臓疾患の罹患歴をお持ちの患者さんです。
左側下顎臼歯部のインプラント2本をご希望されていたのですが、
上記の病気で処方された血液融解剤(ワーファリン)が問題となりました。
ワーファリンを服用している状態での手術は止血がうまくいかないことがあるからです。
そこでかかりつけの内科医に相談していただいたところ、
ワーファリンの服用を1週間前後中止すれば問題ない、との判断でした。
インプラントの埋入手術は1回法で行い、体への負担を考慮して1本ずつ2日に分けて実施しました。
手術では、粘膜剥離はせず、また血液収縮剤を含まない局所麻酔薬を使用することで、
できるだけ短時間で終わることができ、侵襲も少なくなるような配慮をしました。
1日当たりの手術時間は約15分でした。
この手術は昨年末に行い、即時に予め作成しておいた仮義歯を装着しました。
<1本目のインプラント埋入> <2本目のインプラント埋入>
<仮義歯を装着したところ>
また、3月中旬には最終補綴物を装着できました。
最近の症例
2008年の夏に来院され、最近治療が終了した症例です。
上顎臼歯および下顎臼歯がないことが主訴で来院されました。
全身的な健康状態は良好な患者さんで、特に服用している薬などはない方でした。
治療計画を相談した結果、下顎はインプラントを、
上顎はバルプラストの義歯を使用することになりました。
インプラントを行うケースでは、まずCTで撮影した画像を基に下のような生体造形モデルを作成します。
このモデルを用いて骨や神経などの立体的な構造を把握し、
インプラントの本数やサイズ、埋入角度などを術前に決定します。
本症例ではインプラントは左側臼歯部に3本、右側臼歯部に3本の計6本使用し、
埋入したその場で仮義歯をかぶせました。(1回法)
インプラントはスウェーデンのノーベルバイオケア社のグルービーを使用しました。
<下顎右側> <下顎左側>
<予め作成しておいた仮義歯> <術後即時にかぶせた仮義歯>
上顎の義歯はバルプラストというタイプで作成しました。
バルプラストは薄く・軽く・強いので、快適性や安全性に優れた義歯です。
金属のバネを使用せず、半透明の素材でできているので審美性も高いです。
現在のところ、以上の治療で経過は良好であり、患者さんも結果に満足されています。
<術後>
最近ピエゾサージェリーの機器を導入しました
ピエゾ素子を利用したものは、 歯石除去や歯根管の洗浄機としてすでに歯科臨床で応用されています。
このピエゾサージェリー機器は、インプラントや口腔外科の際の骨切削機器のひとつとして使用します。「正確な骨の切削」「軟組織への低侵襲性」が大きな利点で、本院でもすでに先月から上顎のインプラントの手術に応用いたしました。
ピエゾサージェリーを応用して上顎洞粘膜挙上術
(サイナスフロアエレベーション)の手術を行ったところ
4本のインプラントで即時に歯冠を装着した症例
この症例の患者さんは今まで義歯をいれておられ、インプラントを希望されて去年来院されたのですが、体調が芳しくなかったことで今年の9月に1回法(ノーベルダイレクト)で無剥離で埋入しました。
その場でテンポラリー(仮の歯冠)を装着し約1ケ月後に最終的な白い歯で完成させました。
手術はあらかじめctと生体造形モデルを用いてシュミレーションして実祭には歯肉の剥離をしないでピンポイントでインプラントの埋入孔を築いたため術後の腫れや痛みがほとんどなかったようです。
4本の埋入を患者さんの体調を考慮しながら低侵襲で短時間に終えることができました。
口腔内とCT象
埋入部位の生体造形モデルを分割して骨の内部を調べます。
インプラントの最近の症例
前歯2本がなくて今まで入れ歯をされていた65歳の女性の患者さんです。歯科恐怖症で歯を治療したり削ったりするのが怖いとおっしゃっていました。 しかし年齢的にも老け込む年齢ではなく義歯ではなくインプラントを希望されました。欠損部の顎堤は吸収もさほどではなCT撮影と生体造形モデルを使って埋 入シュミレーションを行い、歯科恐怖症なため通常は一度に埋入するするところ1週間毎2回におよんで手術を笑気麻酔下で行いました。1度目は骨の状態を確 認するためほんの少し粘膜切開を加えましたが2回目はそのままインプラント穴を形成して埋入するだけでしたので非常に短時間ですみました。そのまま即時に 仮の歯を固定することができます。使用したインプラントはスプラインHA,3.2~18mm 2本です。今後は新生骨の増殖を促すため超音波骨折治療器(BRソニック)を使用し治癒をはやめ約4週にて最終補綴物を装着する予定です。患者さんは最初 は緊張されていましたが2度目の手術のあくる日これでこれからの歯科治療を受けるのに自信がつきましたとおっしゃてくれました。私たちも最大限余分な侵襲 をかけず体にやさしい治療を心がけたことが一番だっつとおもいますし他の患者さんにもそうしたいとおもいます。
つぎのページに画像があります。
はじめまして
このホームページは2008年10月より新規に立ち上げましたので今日はじめてブログを書くことになります。わたくしは院長の迎 耕司ともうします。どうぞよろしく。
私は来月11月24日に日本で最も西方に位置する長崎県平戸市で小中学校を兼ねた同窓会が還暦を記念して行われ出席します。 そうです、わたしは堺屋太一さんがいういわゆる団塊の世代の真っただ中昭和23年11月17日生まれ来月で満60歳を迎えます。
予てより自分が歩んできた足跡をそろそろ振り返り何かの形に残しておきたいという想いがありました。 偶然にも今回新らしいホームページを立ち上げることになりブログの欄を新設しました。
日本経済新聞の一番最後の面に「私の履歴書」という欄がありますがここは当代各方面から大変業績のあった人や功績のあった方々が登場してひと月間執 筆します。もちろん私などには縁のない雲の上のひとのお話ですが時々読んでいます。昔むかし若い頃夢のまたゆめの中で自分もそこにいたような気もします。
人生60年還暦を迎えるにあたりこれを一里塚のひとつと捉えこれまでのことをふりかえり、また未来を展望するためこのブログを活用したいとおもいます。さてこのブログですが下記のようなカテゴリーをもうけます。
1.お知らせ 2.私の履歴書 3.趣味の読書 4.ホビー三昧 5.ドクター人形コレクション
6.これからの歯科医療
私自身のいままでのこと、現在やっていること、そしてこれから考えていることなどブログ通して発信します。また皆様のお役に立つ歯科医療情報にも力を入れたいとおもいますのでよろしくお願いいたします。
次回は自己紹介からはじめます。


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